神われらと共にいます （マタイによる福音書 1章 18〜25節）
2008年11月30日礼拝にて
今年もあとひと月を残すだけとなりました。一年の締めくくりにクリスマスを迎え、イエス・
キリストを喜べることは大きな恵みです。振り返れば、十一ヶ月の歩みの中にもいろいろな
ことがありました。もちろん、辛いこともありました。けれども、かえって、苦しく困難だった時
こそ大きな感謝となっていることを覚えます。この事の土台には、どんな時にも、神がわたし
たちと共にいてくださるという約束があります。イエス･キリストが誕生するに当たって、神が
ヨセフに示されたこの約束の言葉こそが、この世において起こるすべての出来事の中で平
安と喜びと確信を持って歩むための秘訣なのです。あなたがこの一年を振り返る時、何によ
って一年を評価をするでしょうか。得たものや失ったものによって一喜一憂するのではなく、
わたしたちに命を与え、どんな時にも共にいてくださった神を心から信じることができたなら、
過ぎ去った日々を心から喜び感謝することができるのです。この年が本当に祝福に満ちた
年となるために、神に愛されていることを認め、さらに、キリストの十字架の血潮によってす
べての罪を赦され、永遠の住まいに招かれていることを信じようではありませんか。ヨセフも
マリヤも不安でした。きっと人々の目と言葉とを恐れたことでしょう。しかし神が共にいてくだ
さり、すべてのことに対して責任を負ってくださいました。そして今も同じ主が、わたしたちと
共にいてくださることを、心から喜ぼうではありませんか。
