愛は多くの罪をおおう (ペテロ第一の手紙 4章 7〜11節)
2008年10月12日礼拝にて
『万物の終わりが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。
何よりもまず、互いの愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。』
(ペテロ第一の手紙 4章 7〜8節)
十月も半ばにさしかかってくると、秋の深まりを感じると共に、神の豊かな恵みを覚えます。全
てを豊かに備えてくださる神を知らなかった時には、頑張っていろいろな準備をしても常に不
安があったように思います。しかし主を知るとは、愛されていることを知ることであり、命を与え
てくださった神が、私たちの生涯に対して責任を持っていてくださることを信じることなのです。
ペテロは「万物の終わりが近づいている」と語りましたが、今の時代もそれは同じです。むしろ、
自分の永遠(人生の意味)を逃げないでしっかりと見つめることによって、生かされている日々
の価値が変わってくるのです。私たちは必ず神の前に立つ時が来ます。しかしイエス・キリスト
の十字架を自分のものとして受け入れているなら、罪を赦されて神に愛されていることを知っ
ている者として、人生そのものを心から楽しむことができるのです。さらに私たちがイエス・キ
リストによって赦された罪人であることを認め、それぞれに神の豊かな賜物と使命が与えられ
ていることを信じて生きるなら、神は私たちの内に働いて互いの愛によって立つことができる
のです。私たちの喜びは神の切なる願いです。