主にあって強くなりなさい (エペソ人への手紙 6章 10〜20節)
2008年08月10日礼拝にて
『最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して
立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。』 (エペソ人への手紙 6章 10、11節)
パウロはこの手紙を通して、神の恵みによって救われたわたしたちが、それにふさわしい歩み
をするよう勧めている。神の恵みによったのは、神から離れては本当の自由と喜びはないこと
を認め、神と共に生きる決断をしたことでもある。ゆえにわたしたちはキリストに倣うものとなり、
キリストがわたしたちの罪を担って下さったように、わたしたちも互いに愛し合い、赦し合い、
仕え合うべきである。それは、わたしたちが妻であり、夫であり、子であり、親であり、主人で
あり、僕であったとしても、その立場が大切なのではなく、どのような人の前にあっても主にあ
ってキリストに仕えるように仕えることが大切なのである。さらにわたしたちは、主にあって、
強くならなければならない。なぜなら、わたしたちの戦いはこの世のもろもろの支配、権威、
そして闇の世の主権者、また、天上にいる悪の霊に対する戦いである。だから、それらのもの
に堅くたって勝利するために、神の武具を身に着けなければならない。それはすなわち、真理、
正義、平和の福音、そして信仰である。さらに救いの確信を持ち、神のみ言葉の約束をしっか
りと握り、どんなときも望みを持って祈り求め、神の助けをいただいていこう。そして立てられた
聖徒たちが、語るべきときには大胆に語ることができるように、祈り続けようではないか。