　『そこで彼らをお招きになると、すぐ舟と父とをおいて、イエスに従って行った。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　4章　20節）

聖書の中には、神様に選ばれて神様の働きのために用いられた多くの人が登場します。彼

らに特別な使命と働きが与えられたのは、その人々が特別に正しく熱心だったからでしょう

か。それとも知恵に優れ、リーダーシップがあったからでしょうか。イエス様が弟子を十二人

選ばれた中には漁師や収税人などいろいろな人がいました。彼らはわたしたちと同じ弱さや

罪を持った人間であり、ただイエス様に声をかけられたとき、主を信頼して従ったのです。主

の弟子ヨハネも、自分がふさわしいかどうかを考えるのではなく、すぐに網を置いて、「わた

しについてきなさい」といわれた主の招きに応えて従いました。神様はわたしたちの能力を

見られるのではなく、神に対する素直さを見られるのです。わたしたちを招いて下さる神様

は、わたしたちの弱さや必要をすべて知った上で導いてくださるのです。人生の歩み方には

いろいろあります。ひとつは、がんばって努力して、自分の力で歩む方法です。そして、もう

ひとつは、わたしたちの罪のために十字架に死んで下さったイエス・キリストを信じ、神と共

に生きる方法です。神様はわたしたちを不平等に造られたのではなく、愛して下さっている

神を信じ信頼していくならば、だれでも、自由と喜びを手に入れることができるようにして下

さったのです。あなたも神様に愛され、選ばれていることを認めて、主に従って行こうではあ

りませんか。

神の選びと祝福 （マタイによる福音書 4章 12～22節）

神の選びと祝福　（マタイによる福音書　4章　12～22節）