しもべは聞きます。主よ、お話しください (サムエル記上 3章 1〜14節)
2008年06月08日礼拝にて
『主はきて立ち、前のように、「サムエルよ、サムエルよ」と呼ばれたので、
サムエルは言った、「しもべは聞きます。おはなしください。」』
(サムエル記上 3章 10節)
イスラエルに王が立てられる前、民は神を忘れて堕落し、外的の圧迫によって、
国は危機に直面していた。そのような中、神はサムエルを預言者としてたて、イ
スラエルを導き、神がともにおられることを証しされた。サムエルは、母ハンナの
祈りによって導かれ、そして神にささげられた存在であった。幼子サムエルは、
乳離れするとすぐに、祭司エリに預けられ神に仕えていた。ある夜、サムエルは
自分を呼ぶ声に目を覚まし、三度エリのところに行くが、四度目に『しもべは聞
きます。お話ください。』と主の前に立ち、そのことばを受け取る。それは、祭司
エリとエリの家に対する厳しいさばきであった。サムエルはエリによって訓練を受
けていたが、神はそのエリへの裁きをサムエルを通して予告されたのである。神
は語っておられる。しかし備えていないと、聞き過ごしてしまうことがある。しかも、
主の言葉は時として、つらく苦しいことがある。しかしそこに主は、神の御業を用
意し、人々に救いと慰めをあたえられるのである。今わたしたちはキリストの十字
架、そして聖霊の助けによって、誰でも神のみこころを知ることが出来る。わたし
たちも、この時代の中にあって、主の言葉を聞き、主の恵みのメッセージを伝える
ものとさせていただこうではないか。