主の復活の証人　（使徒行伝　1章　6〜8節）

　2008年04月27日礼拝にて

　『ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、
　　ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　1章　8節）


イエス・キリストがよみがえられた後、人々はいろいろな思いをもって日を過すこと

となった。主は以前のように、いつも共におられたわけではなかったが、弟子たち

はそれ以上に主の語られた言葉と、なされたわざを味わうことが出来た。それは、

イエス・キリストの言葉が真実であることを信じるために弟子たちは、目に見える

イエス・キリストと離れ、目に見えない聖霊なる神との純粋な交わりを体験する必

要があったからである。わたしたちも、誰かによって信仰に導かれたとしても、や

がては、個人的な神との出会いを経験しなければならないのと同じである。イエ

ス・キリストは天に帰られる前に、聖霊を与える約束をしてくださった。そしてこの

聖霊がわたしたちに力を与え、キリストの復活の証人としてくださるのである。こ

の聖霊を受けるために必要なのは知識や努力ではなく信仰である。だからイエ

ス・キリストは「待ちなさい」といわれ、弟子たちは祈りつつ約束の聖霊が下ること

を信じて待ち望んだのである。今の私たちに必要なのも、知恵や力ではなく「聖霊」

である。そしてこの聖霊を体験することにより、キリストが今も生きてわたしたちと

共に歩んで下さっていることを信じることができるのである。全ての人に用意され

ているこの恵みを信仰を持って受けようではないか。