何をしてほしいのか （マルコによる福音書 10章 35〜45節）
2009年01月11日礼拝にて
『あなたがたは自分が何を求めているのか、わかっていない。あなたがたは、わたしが
飲む杯を飲み、わたしが受けるバプテスマを受けることができるか。』
（マルコによる福音書 10章 38節）
主はわたしたちに、イエス・キリストの名によって『求めなさい！』と教えてくださいました。
弟子たちが天における自分の名誉を求めた時、イエス･キリストは『あなたがたは自分が何
を求めているのか、わかっていない。』といわれ、更に『わたしが飲むべき杯を飲み、受ける
バプテスマを受けることができるか。』と尋ねられました。彼らは『出来ます』と応えましたが、
実際は自分たちが何を求めているのかわかっていなかったのです。彼らの願いは人間的な
要求でしかなくただ、『何でも求めなさい』といわれたから求めたに過ぎなかったのです。し
かしイエス・キリストは、問いかけを通して、彼らが生きるべき道を示して導いてくださり、彼
らの思いが自己中心に溢れていることを示してくださったのです。盲人がイエスがおられる
ことを知って叫び続けた時、主は彼に目を留め『わたしに何をしてほしいのか』と尋ねられま
した。『見えるようになることです』と答えた彼に『あなたの信仰があなたを救った』といわれ
彼はたちまち見えるようになったのです。主に求める時に必要なのは信仰です。しかも、信
じて従う信仰です。わたしたちも何を求めるかではなく、神を信じ、疑わずに従う信仰に歩ま
せていただきたいと思います。
