うちにある望み（ペテロの第一の手紙　3章　8〜18節）

　2007年07月29日礼拝にて

　『ただ、心の中でキリストを主とあがめなさい。また、あなたがたのうちにある望みに
　　ついて説明を求める人には、いつでも弁明のできる用意をしていなさい。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ペテロの第一の手紙　3章15節）


神は、イエス・キリストを死人の中からよみがえらせることにより、わたしたちを新しく生

まれさせて生ける望みを与え、天に豊かにたくわえられている資産を受け継ぐものとし

てくださった。わたしたちは、神の用意された救いにあずかるため、信仰によって神に

守られている。だから、今はいろいろな試練で悩まなければならなくてもそれを喜ぶこ

とができる。さらに、試練によって信仰が試され、イエス・キリストを信じる信仰がいか

に尊いものであるかが明らかにされたのである。これは、信じないものには躓きであっ

ても、信じる者にとっては決して失望に終わることの無い大きな望みである。このよう

な素晴しい恵みが与えられているのだから、心を一つにし、あわれみ深く、謙虚に歩む

べきである。また、悪を持って悪に報いず、かえって祝福を持って報いるべきである。

わたしたちは祝福を受け継ぐために召されたのだから、迫害を受けたり、義のために

苦しむようなことがあったとしても、恐れたり心を乱されたりするのではなく、心の中

でキリストを主とあがめ、主に与えられた望みをどんな時にも証しすべきである。善を

行なって苦しむことは、それが神の御旨であれば、悪を行って苦しむよりも勝っている。