キリストの模範（ペテロの第一の手紙　2章　18〜25節）

　2007年07月15日礼拝にて

　『あなたがたは、実に、そうするようにと召されたのである。キリストも、あなたがたの
　　ために苦しみを受け、御足の後を踏み従うようにと、模範を残されたのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ペテロの第一の手紙　1章21節）


ペテロは、イエス・キリストのそばで、その言葉を聞き、また主の力あるわざを目撃した。

彼の経験は、主が天に帰られた後、彼の生涯に語りかけていった。彼はこの手紙を通し

て、イエス・キリストの十字架の救いを信じ、新しくされ、天の資産を受け継ぐ者とされた

人々に対して、試練の中にあっても、変わることのない主の約束と望みに生きることを勧

めている。わたしたちも神を信じるのであれば、主が、この世の全てに対して権威を持っ

て最善に導かれることを信じるべきである。それゆえに、主にあって、人の立てた制度に

従い、罪の赦しと永遠の命の望みを約束された者として歩むのは当然である。ペテロは

イエス・キリストの教えられた一つ一つの事実を通して、神に愛され約束されている恵み

がいかに大きなものであるかを知り、大胆に証ししている。キリストはわたしたちのため

に苦しみを受け、わたしたちが歩むべき模範を残された。しかも、わたしたちが罪を赦さ

れて生きるために、十字架にかかって、わたしたちの罪をご自分の身に負ってくださった。

このイエス・キリストに従うことにより、神が共におられること、赦されていることを確信し、

主の恵みに満たされ、御国を喜びを持って待ち望むことができるのである。わたしたちも

負うべき十字架を、主と共に負わせていただこうではないか。