聖霊の導き(使徒行伝 2章 1〜4節)

 2007年05月27日礼拝にて
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 『すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉
  で語り出した。
    (使徒行伝 2章4節)


ペンテコステ(聖霊降臨日)は教会の誕生日と言われている。聖霊は、父なる神、子なる

イエス・キリストと共にずっと存在しているが、弟子たちはイエス・キリストを通して、父な

る神が力を持って働かれることを知り、イエス・キリストが神のひとり子であることを悟り、

神が聖霊を持ってわたしたちに具体的にかかわってくださることを体験した。イエス・キリ

ストがおられたとき、弟子たちはイエスを見ていれば安心であった。しかしイエスが十字

架に死に、よみがえられたとき、彼らはイエスの言葉を信じ、父なる神から与えられる約

束をひたすらに待ち望んだ。彼らは見えなくても、イエス・キリストが弟子たちと共に歩ま

れたように、聖霊なる神がその心のうちに共に生きてくださることを信じることができた。

祈り待ち望みなさいと言われた主は、弟子たちに、それまで語ってきたことやなされたわ

ざを示し、神が真実で全能であることをその心に思い出させたのである。弟子たちは、自

分たちの思い通りではなく、主のなさる業が最善であることを悟り、どんなことも父なる

神に委ねることによって、この世に対して自由なものとなり、どんな中にあっても感謝と

喜びにあふれることができるのである。神はイエス・キリストの十字架を信じ、神の子と

された者を、さらに聖霊に満たされ従順に従うように整えてくださる。聖霊は一人ひとりを

御心のままに導き、キリストにあって私たちを一つとして下さるのである。キリストの名の

ゆえに聖霊によって集められた私たちこそ、主の教会である。