永遠に続くもの(コリント人への第一の手紙 4章 7〜18節)
2007年05月13日礼拝にて
『それは、主イエスをよみがえらせたかたが、わたしたちをもイエスと共によみがえ
らせ、そして、あなたがたと共にみまえに立たせて下さることを、
知っているからである。』 (コリント人への第一の手紙 4章14節)
私たちに与えられた神からの新約の恵みは、イエス・キリストの十字架に
よる完全な罪の赦しと、永遠の命の望みである。パウロは博学で、行いに
おいても熱心であったが、それゆえにイエス・キリストの神であることや、
さらにその復活を信じることができなかった。しかし復活の主に出会って
はじめて、その知識や行いでは得ることの出来なかった、罪の赦しによる
救いを体験することが出来た。だからパウロは、どんな時にも落胆せず、
四方から艱難を受けても窮せず、行き詰まらず、イエス・キリストの十字
架と復活によって与えられた望みに堅く立つことができるようになった。
さらに、主イエス・キリストをよみがえらせた方は、わたしたちをもイエ
スと共によみがえらせ、神のみ前に共に立たせてくださると信じ、この世
に対して自由なものとなることができた。イエス・キリストの十字架を信
じることは、その復活を信じることであり、イエスをよみがえらされた父
なる神を信じることである。この方を信仰を持って受け入れたとき、わた
したちも永遠を支配しておられる神によって、今の自分自身に対して確信
を持つことができる。行いや知識による救いではなく、イエス・キリスト
の十字架と復活による神の用意された救いを体験し、永遠に続くものに目
を向け、恵みのあふれる生涯を歩もうではないか。