あわれみ深い神の約束（ルカによる福音書 第1章39〜56節）
2006年12月17日礼拝にて
『主は、あわれみをお忘れにならず、その僕イスラエルを助けてくださいました。』
（ルカによる福音書 1章54節）
エリサベツが不妊の女といわれながらも子を宿し、６ヶ月目になった時、今度はマリヤに御使い
が現れ、男の子を産むことを告げた。マリヤは『お言葉どおりこの身になりますように！』と主の
御使いのことばを信仰によって受け入れた。その後、マリヤに会ったエリサベツは、胎内の子が
喜びおどるのを感じ、聖霊に満たされて、『主のお語りになったことが必ず成就すると信じた女は、
なんと幸いな事でしょう。』とマリヤを祝福した。この時マリヤは、心からあふれる思いをもって主
をほめたたえたが、それは主の救いが与えられたことを信じ受け入れる感謝の祈りでもあった。
マリヤは決してイエス・キリストの十字架を見たわけではなかったが、神を信じ、その哀れみの深
いことを疑わなかったのである。私たちに必要なものは信仰である。神があわれみを決して忘れ
ず、わたし達一人ひとりを愛し、その約束を実現してくださると信じるならば、たといまだその救い
を見ていなかったとしても、私達は救いの喜びにあふれ、大いに主をほめたたえることができるの
である。もちろん神は約束を忘れず、必ず救いを実現してくださる。あなたは信仰による感謝を献
げているだろうか。
