信じるなら神の栄光を見る（ヨハネによる福音書 第11章 17〜27節）
2006年10月15日礼拝にて
『もし信じるなら神の栄光を見るであろうと､あなたに言ったではないか。』
（ヨハネによる福音書 11章40節）
イエス・キリストは、わたしたちが神のわざを信じることが出来るように、安息日の問題を通し
て、人のガンコなこだわりを打ち砕いてくださった。そして主は、「わたしが父のわざを行なっ
ているのであれば、たといわたしを信じなくても、わたしのわざを信じなさい」と語られた。さて、
ここにラザロの病と死、そのよみがえりの奇跡を通しての証がなされている。ラザロが病に倒
れた時、主に早く来て癒してくださるようにと、その知らせが届けられた。しかし主は、すぐに
はラザロのところには向かわれず、彼は死んで葬られ、多くの人はここで終わったと考えた。
しかし、神はここからみ業を行われたのである。この時の人々の思いは、『主がいてくださっ
たならラザロは死ななくてすんだ』であった。しかし主はたとい死んでも、神は命を与えること
が出来ることを教えられたのである。わたしたちはどのような信仰に生きているだろうか。わ
たしたちが信仰を持っているつもりでも、神の大きな力からみるならば、それは不信仰でしか
ないかも知れない。わたしたちは自分ではなく、神の標準によって信仰を働かせ、生きて共に
働かれる神の栄光を体験するために、自分の思い込みを砕いていただこうではないか。
