羊のために命を捨てる(ヨハネによる福音書 第10章 7〜18節)

 2006年10月08日礼拝にて
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 『わたしはよい羊飼いである。よい羊飼いは、羊のために命を捨てる。 
                                   (ヨハネによる福音書 10章11節)



イエス・キリストは、生まれつきの盲人の目を見えるようにされた後、「よい羊飼い」の話を語ら

れた。その中で主は、よい羊飼いは羊のために命を捨てると教えられた。多くの場合、人は自

分は正しいと信じ、人を自分に従わせようとする。しかし、主はわたしたちに、委ねられた人々

のために命を捨てることの出来る者こそ、真のリーダーであることを教えられたのである。羊

が自分のものでない雇い人は、おおかみが来るのを見ると、羊を捨てて逃げ去る。それは雇

い人であって、自分のことで精一杯で羊のことを心にかけていないからである。盲人の目を癒

されたイエスを、安息日に癒しが行われたということで、信じることのできなかったパリサイ人

たちは、自分の知識や経験を考えるだけで、神の用意されたその背後にある愛や恵み、救い

を理解する事ができなかった。彼らは自分(の救い)について確信がなく、癒された男ではなく、

自分自身のことで精一杯だったのである。わたしたちの従うべきお方は、自分の命を解決する

ことのできない『人』ではなく、わたしたちのために命を捨てて命を与え、わたしたちを生きるも

のとしてくださる神の子イエス・キリストである。