気が付けば朝晩秋の風が吹き、寒ささえ感じる季節となった。体の疲れも出やすく、肉
体的な疲労だけでなく、些細な事まで心の重荷になってしまいやすい時でもある。神は私
たちに、「罪を犯さずに頑張りなさい。とにかく人のために犠牲を払いもっと気を使え。」と
命令しておられるのではない。かえって、「思いわずらわないで、重荷は私に任せなさい。
私から離れずいつも私の愛のうちを歩みなさい。」と招いてくださっている。私たちに必要
なのは、頑張ることではなく信じることであり、倒れないことではなく委ねることである。わ
たしたちは、いろいろな義務と責任に囲まれて生きているが、イエス･キリストも地上の生
涯を歩まれたときも、この世のいろいろな重荷を負い、悩まれたのである。しかもこの世
に勝利された主は、「苦労しているなら、休ませてあげるからわたしのもとにきなさい。」と
声をかけてくださっている。わたしたちは主と共に歩むことによって、魂の安息が与えられ
るのである。