決断(けつだん)(エステル記 第4章 13〜17節)

 2006年7月23日礼拝にて
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 『・・・わたしがもし死なねばならないのなら、死にます。 (エステル記 4章16節b)


  いよいよこどもたちは、夏休みに入りました。自然の中で友人と遊びまくる子供は少なく、屋内

でゲームやテレビなどから離れられずにすごすケースが多くなっているようにも感じられます。し

かし、いつの時代も、いろいろな危険や誘惑にさらされている現実は変わりません。失敗を恐れ

てばかりいると、必要な経験をせず、決断力のない大人になってしまうでしょう。聖書は、私たち

の人生の勝利の秘訣は変わることのない神の愛を土台とした信仰であると教えています。どん

なに知恵があっても、力があっても私たちは限りのある命を生きているのであって、その瞬間瞬

間に意味を見出せなければ満足は得られないからです。エステルは思いもかけない王妃に選ば

れます。やがて自分と同じ国の人々が迫害にあって命の危険にさらされていることを知った時、

神を信じていたエステルは、王妃に選ばれたのはこの時のためであると信じて立ち上がりまし

た。私たちも私たちのために命まで捨てて愛を示してくださった神を知るならば、自分のために

ではなく、人のために立ち上がることができます。しかもそれによって与えられるのは苦しみや

痛みではなく、何ものによっても奪われない自由と喜びなのです。あなたの土台は何でしょう?