わたしは主である(出エジプト記 第6章 1〜9節)

 2006年7月16日礼拝にて
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 わたしはあなたがたを取ってわたしの民とし、わたしはあなたがたの神となる。わたしが、エジプト
  びとの労役の下からあなたがたを導き出すあなたがたの神、主であることを、あなたがたは知る
  であろう。
わたしは必ずあなたと共にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。
                                           (出エジプト記 6章7節)



  民の指導者として立てられたモーセに神が求めたのは、自分の弱さを知り、神を信頼する信仰

だけであった。実際に彼が経験したのはエジプトの王とイスラエルの民の頑なさと不従順であった。

しかし、ここで神はモーセに、神の力強い手を見て主を知ることを教えられた。神は、民の悩みを見、

またその叫びを聞いてくださる。しかし私たちは、心配してくださっている神を見あげようともせず、

知ろうともしない。かえってすべてを神以外のもので、理解しようとしてしまう。わたしたちが神を認

め従うためには何が必要だろうか。それは、私たちがこの世の知識に裏切られ、人に見捨てられ、

熱意も覚め、健康も損ない、計画に行き詰まってしまったときに働く神の力強い導きの手を経験す

ることである。その時、造り主である神の約束が、私たちに望みを与え、喜びと力で満たしてくださ

ることを体験する。私たちは、自分の人生の責任を、自分で負わなければならないのではなく、神

ご自身が私たちの主として負って下さっていることを知らなければならないのである。私たちは主

のものであり、主は私たちの神である。