ダビデは神に選ばれ、油注がれてイスラエルの王となった信仰の人でした。彼はいろいろな困難に遭遇し
ましたが、どんな時にもとても勇敢でした。それは彼が、神を信じ、どんな時にも神を見ていたからです。彼
の強さの秘訣は、神を認めること、そしてその神の前に自分の弱さを認め、すべてを神に委ねることでした。
それは、人と比較して自分が正しいかどうかを主張することではなく、自分自身を探ることであり、すべてを
ご存知の主に、自分の存在のすべてを明け渡すことでした。彼は自分の存在と、思いのすべてを神が知っ
ていてくださることを理解していました。ですから、目の前の状況や危険を問題とするのではなく、神の前の
自分の状態をいつも探り、点検していたのです。今、私たちの神の前の姿は、どうでしょうか。家族の前や
友人の前など、人の前の自分は取り繕っていても、神の前の自分自身が整えられていなければ、本当の勇
気（力）は出て来ないでしょう。しかし、神があなたの側におられるなら、あなたは、どんな時にも動かされる
ことはありません。神は、わたしたちの恐れをすべて除いてくださるからです。