「空の鳥を見なさい。野の花をみなさい。」と語られた主は、私たち一人ひとりの日常の生活の中で、『思い
わずらうな！』と励まし、勇気づけて下さっている。私たちは本来、律法の前に生き、裁かれるべき存在であ
った。しかし神は、私たちを愛するその愛によって、自らが人となり、私たちの受けるべき罪の結果としての
死を滅ぼすため、十字架にかかって、死んでくださった。だからこそ、私たちはこの世に束縛されることなく、
主のわざに対して全力を尽くすことができる。しかも私たちを愛してくださっている神は、私たちの信仰によっ
て行なう労苦の一つ一つ覚え、すべてを最善にしてくださるのである。まさしく、私たちのすべてを知り、心の
思いを受け止めてくださる方なのである。あなたはそのことを知っていただろうか？そのことを信じているだ
ろうか？私たちが神様の愛を知っており、イエス・キリストの十字架の事実によって、罪から来る永遠の滅び
である、『死』に対して勝利を得ていることを信じていることこそ、何事によっても動かされない人生の土台で
ある。この土台があってはじめて、主の前に全力を注ぐことができるのである。