野の花を見るが良い!(マタイによる福音書 第6章25〜34節)

 2006年6月11日礼拝にて
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 ・・・何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだの
ことで思いわずらうな。命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。
(マタイによる福音書6章25節)


 イエス・キリストは、日常生活の中からいろいろなメッセージを語られた。それは福音が、生活とかけ離れた

ものでは無く、私たちのすぐそばにある救いであることを教えている。私たちは、直接神を見ることはできなく

ても、神の造られた自然をとおして、神の愛と導きの豊かさを知ることが出来る。一粒の小さな種に命を与え、

それぞれの種に応じて木々や草花を成長させてくださる神を、私たちは到底まねることも、その深い知恵を

理解する事も出来ない。しかし、どんなに小さな花でも、人の思いをはるかに超えた、深い知恵と愛をもって

神が導いておられることを思うと、神がそのひとり子イエス・キリストを、私たちが永遠の命を得るためにを十

字架に掛けてくださった方がわたしたちを放って置かれるはずはない。主のメッセージは「思いわずらうな!」

である。何があろうと無かろうと、私たちは神に覚えられ、深い愛と知恵よって導かれている。人を見るとき、

自分で計画するとき、自分で責任を背負い込むとき、私たちは思い煩ってしまう。しかし、主を見上げるとき、

私たちは神による自由と喜びによって奮い立つことができるのである。