ひたすら祈る(使徒行伝 第1章12〜14節)

 2006年5月28日礼拝にて
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 彼らはみな、婦人たち、特にイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、心を合わせて、
ひたすら祈りをしていた。
(使徒行伝1章14節)


 イエス・キリストは苦難を受けた後、40日にわたって自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、

弟子たちの見ている前で天に上げられた。彼らはエルサレムに帰り、主に命じられた通りに、ひたすら祈りつづ

けた。神は弟子たちに、自分の力で立ち上がらせず、神の前に出させ人間的な知恵や力を徹底的に砕かれた

のである。この時120名あまりの人々が集まっていたが、弟子たちはイエスの母マリヤをはじめとする婦人たち

と共に心を合わせてひたすら祈っていた。思えば、最初にザカリヤとエリサベツを通してバプテスマのヨハネが

登場し、主のお語りになったことは必ずなると信じ従い、イエスの母となったマリヤは、イエスの誕生から十字

架、昇天に至るまでを目撃、体験し、神が真実な方であることを一番よく理解していたはずである。祈りにおい

て大切な事は、ひたすら神を信じ、思い煩いや重荷から開放されることである。取り繕うことも出来ない自分の

弱さを経験したからこそ、全てを知った上で働いて下さっている神にのみ期待し、ただ主に従えるようにしてくだ

さるのである。わたしたちも神の前にひたすら祈り、全てを任せて平安をいただこうではないか。