互いに愛し合いなさい（ヨハネの第一の手紙 第4章7〜12節）
2006年5月7日礼拝にて
『愛するもの者たちよ。わたしたちは互いに愛し合おうではないか。愛は、神から出たものなのである。』
（ヨハネの第一の手紙4章7節）
神はわたしたちを愛しておられる。しかし、どのように愛されているか分からないとき、人は自分の力に頼り、目に
見えるものを求めてしまう。そんなわたしたちに対し、神は人となってこの世に来てくださった。しかも、十字架の死と
復活を通して、わたしたちが神にどんなに愛されているかを示してくださったのである。神は、わたしたちを罰するた
めではなく、イエス・キリストの十字架の事実を信じ、赦され、神と共に永遠の命の望みに生きる者となるよう招いて
下さったのである。わたしたちに対する神の願いは、「わたしがあなた方を愛したようにあなた方も互いに愛し合い
なさい。」という言葉に尽きる。つまりわたしがあなた方を赦したように、あなた方も互いに赦し合いなさいということ
であり、イエス・キリストがあなたの破れ口に立ってくださったように、あなた方も破れ口に立ちなさいということでも
ある。人生にはいろいろな困難や失敗があるが、神は十字架の恵みにより、罪を赦し全ての束縛から開放して下さ
るのである。わたしたちはイエス・キリストによって与えられた自由を、人を赦し、愛するチャンスとすることができる
のである。
