最も小さい者（マタイによる福音書　25章　41〜46節）

　2007年03月25日礼拝にて

　『あなた方によく言っておく。これらの最も小さい者のひとりにしな　かったのは、
　　すなわち、わたしにしなかったのである。』　（マタイによる福音書　25章　45節）


　　神は愛なる方である。そこに、いろいろと加えると複雑になり、気が付くと愛なる神

以上に、厳しい神や力のない神の姿を勝手に作り上げてしまい、ときに自由と喜びを

忘れてしまうことになる。神はわたしたちを愛し、わたしたちに自由を与えてくださった

が、それは、わたしたちが勝手気ままに生きるためではない。かえってわたしたちが、

どんな時にも神を信じて従う生き方をしていなければ、この世はわたしたちを激しく責

め、神から遠ざけ、神から与えられる恵みを失わせる。全ての人はやがて神の前に

立つことを忘れてはならない。わたしたちが、人間的に正しく生きたとか、人から認め

られ、感謝されているとかは問題ではない。むしろ、すべてをご存知の神の前に、人

からほめられようがけなされようが、自分にできる小さなことを忠実に行うのを主は見

ていてくださる。神は真実な方である。たとい失敗だらけでも、神はすべてを知ったう

えで、受け入れ導いてくださる。わたしたちがどんな罪人であっても、イエス・キリスト

の十字架による赦しによって、信仰により神の前に出ることが出来るのだから、神の

前に全ての重荷を降ろし、神の備えられた最も小さい者と共に、楽しく生きようではな

いか。主は見ていて下さる。