主を待ち望め（詩篇 27篇 1〜5節）
2007年02月25日礼拝にて
『主はわたしの光、わたしの救いだ、わたしはだれを恐れよう。主はわたしの
命のとりでだ。わたしはだれをおじ恐れよう。』 （詩篇27篇 1節）
あなたにとって「神を信じて生きる」とは、どんな生き方でしょう。毎日聖書を開いて祈
り、礼拝を守ることでしょうか。あるいは、人の前に模範となるような生き方を見せるこ
とでしょうか。いつの時代も、人々は神を求めました。それは、人から与えられる表面
的な慰めではなく、どんな状況の中にあっても変わることのない平安によって、自分の
内にある不安や恐れを解決するためでした。神に向き合うためには、人の言葉や知恵
に解決を求めたり、立派そうな人を模範とするのではなく、まず自分自身と向き合うこ
とが必要です。自分の不安や弱さ、そして神の前の罪深さを認め、他人には誇ること
が出来ても神の前には何一つ誇ることの出来ない自分を認め、主なる神だけが、罪の
赦しと永遠の命の望みであることを認め受け入れることが、変わることのない平安の土
台なのです。ダビデは神だけを信頼する信仰によって、動くことのない土台を築き、人を
恐れず、どんな状況の中にあっても神が共におられる平安を求め、そして体験し続けま
した。わたしたちに必要なのは、どんな困難をも耐える力ではなく、どんな状況の中でも
共にいてくださる主なる神なのです。わたしたちはどんなに弱くても、主が強ければ恐れ
る必要はないのです。ですから、ただ主を、主なる神だけを待ち望もうではありませんか。
