新しく造られること(ガラテヤ人への手紙 6章11〜16節)
2007年02月18日礼拝にて
『割礼のあるなしは問題ではなく、ただ新しく造られることこそ、重要なのである。』
(ガラテヤ人への手紙 6章15節)
神がわたしたちに与えて下さるのは自由である。しかし、その自由をどのように用いる
かが大切である。多くの場合、与えられた自由を自分の思いを実現させるために用い、
気が付くと、縛られて身動きの取れない生き方に逆戻りしてしまう。しかし、与えられた
自由を、神に従い、神と共に生きるために用いるならば、人間的に考えれば面白みの
ない、犠牲を伴う、人に馬鹿にされるようなことに思えても、実際は、主の喜びにあずか
り、楽しく生きることが出来る。ゆえに罪に陥っている人を正し、自らも反省し、互いに
一人では背負うことの出来ない重荷を負い合うことは、私達に与えられた恵みである。
同時に自分の負わなければならない重荷を背負うならば主はそれを助けてくださる。
だから私たちは、疲れたり、あきらめたりするのではなく、与えられた自由を神の御心
を行うために、励もうではないか。私たちが救われたのはイエス・キリストの十字架に
よるのであって、それ以外に誇りとするものは無い。私たちに必要なのは、体に刻まれ
るしるしではなく、キリストの十字架によって共に死に、復活の命によって新しく造られ
ることである。この世の中には、自分を誇りたいために、見える印を強要し、主張する
人々がいる。しかし私たちは、ただ十字架に死に、キリストと共によみがえらされ、新
しくされて生きようではないか。