神による相続人（ガラテヤ人への手紙 4章1〜7節）
2007年02月04日礼拝にて
『したがって、あなたがたはもはや僕ではなく、子である。子である以上、
また神による相続人である。』 （ガラテヤ人への手紙 4章7節）
わたしたちは律法の行いによってではなく、イエス・キリストを信じる信仰によって救われた。
しかし気が付くと正しい行いや、昔から守られていた信仰の行いが救われた者の証である
と思い込み、イエス・キリスを信じる信仰に、別の約束事を加えてしまうことがある。確かに、
イエス・キリストの救いを受け入れるためには、はっきりとした罪の自覚が必要である。また、
罪を自覚するには、律法に取り組み、行いによっては神の前に義とされることが無い事を
認めることも必要である。わたしたちが救いの恵みにあずかるために、神はわたしたちを
律法によって点検し、イエス・キリストの十字架の贖いによってしか救われる道がないこと
を教えられるのである。わたしたちはイエス・キリストを信じる信仰によって神の子とされ、
イエス・キリストにあるバプテスマを受けて、キリストを着たのである。神はわたしたちを子
とし、時が来れば神の恵みを受け継ぐ「神の相続人」にして下さったのである。わたしたち
は、自分の力によって得なければならないもののように律法に縛り付けられるのではなく、
備えられている神の子としての約束を喜び、この世に与えられている時を、キリストの思い
を持って歩ませていただこうではないか。わたしたちは律法に仕える者ではなく、神の相続
人である。
