信仰による義人（ガラテヤ人への手紙 3章1〜6節）
2007年01月28日礼拝にて
『・・・律法の行いによる者は、みな呪いの下にある。『律法の書いてあるいっさいのことを
守らず、これを行わないものは、皆のろわれる。』と書いてあるからである。そこで、律法
によっては、神のみ前に義とされるものはひとりもないことが、明らかである。なぜなら,
『信仰による義人は生きる』からである。』 （ガラテヤ人への手紙 3章10節）
イエス・キリストの十字架の福音を信じた人々であっても、救われたものとして生きていくうち
に、律法の生活に戻ってしまうことが多い。なぜならば律法に生きる方が慣れていて簡単だ
からである。しかし私達は、律法の行いによっては神の前に義とされることがなく、自分が死
ぬべき罪人であると認めて、イエス・キリストを信じたのである。このように、イエス・キリスト
を信じる信仰によって救われたのに、どうしてまた律法の行いを慕い求めるのだろうか。神
はわたしたちに『信仰による義人』が生きることを教えてくださり、律法を行おうとするならば、
律法の全てを守らなければ呪われ、意味がないことを教えられた。イエス・キリストは十字
架によって、私達を律法ののろいから贖（あがな）い出して下さった。これは全ての人が行
いではなく、神の恵みによって救われ、律法においては死んだものとしてイエス・キリストの
復活の命に生きるためなのである。わたしたちは、キリストと共に死んで律法ののろいから
解放され、キリストの復活の命に生かされている者として、ただイエス・キリストを信じる信
仰によって歩もうではないか。
