キリストを信じる信仰(ガラテヤ人への手紙 2章15〜21節)
2007年01月21日礼拝にて
『人の義とされるのは、律法の行いによるのではなく、ただキリスト・イエスを信じる信仰
によることを認めて、わたしたちもキリスト・イエスを信じたのである。』
(ガラテヤ人への手紙 2章16a節)
パウロは、異邦人の間に宣べ伝えていた福音を、エルサレムにいた指導者たちに、個人
的に示した。それは、イエス・キリストにあって持っていた自由が、にせ兄弟らによって奪
われ、奴隷とされないためであり、パウロに異邦人への福音がゆだねられていることを、
証しするためであった。パウロは、人の義とされるのは、律法の行いによるのではなく、た
だイエス・キリストを信じる信仰によることを、はっきりと示した。そして、人の考えに左右
されない信仰を主張した。パウロは、律法の前には、死ぬべき罪人であることを認め、
イエス・キリストの十字架が自分のためであることを信じ受け入れていた。ゆえに、十字
架に死んだのは自分自身であり、いま生きているのは、パウロを愛して、パウロのため
に自らをささげられた神の御子を信じる信仰によって生きていると告白している。わたし
たちも、キリストの十字架による罪の赦しと永遠の命は、神の一方的な恵みによって与え
られたことを認め、律法の行いに惑わされて、イエス・キリストの十字架の恵みを無駄に
することがないように気を付けようではないか。