イエス・キリストの福音(ガラテヤ人への手紙 1章6〜12節)
2007年01月14日礼拝にて
『今わたしは、人に喜ばれようとしているのか、それとも、神に喜ばれようとしているのか。
あるいは、人の歓心を買おうと努めているのか。もし、今もなお人の歓心を買おうとして
いるとすれば、わたしはキリストの僕ではあるまい。』
(ガラテヤ人への手紙 1章10節)
わたし達の信仰は、イエス・キリストの十字架の贖いによる永遠の命を信じる信仰である。
しかし、この世では、いろいろな人間的な思いがその信仰を揺さぶり、時には感情に支配
され、気が付けば違った福音に落ちていくこともある。パウロは他の使徒とは違い、イエス・
キリストと共に歩んだわけではなかったが、クリスチャンを迫害するために向かったダマス
コ途上で復活の主に出会い、異邦人への福音を託された。わたし達の主は、全ての事を一
人ひとりに明かされるのではなく、一人ひとりに使命を与え、主に従うことを教えて訓練され
る。その中で私たちが、人に喜ばれ、その歓心を得ようと、人の思いや目を恐れるのではな
く、私達の福音がただイエス・キリストの啓示によったことを認めて従うならば、主にある平
安を与えられるだけでなく、主の御名があがめられる。パウロも、以前はキリストを信じる人
々を迫害していたが、復活の主との出逢いにより変えられ、撲滅しようとしていた信仰を宣
べ伝えていることが、多くの人々に、神をほめたたえさせたのである。わたしたちも、人の目
を恐れるのではなく、生ける神を畏れ従い、造りかえられ、その栄光を現すものとなろうでは
ないか。