たといそうでなくても（ダニエル書　第3章13〜18節）

2005年09月11日礼拝にて

　『たといそうでなくても、王よ、ご承知ください。わたしたちはあなたの神々に仕えず、またあなたの立てた金の像を

拝みません。』（ダニエル書3章18節）


　 ネブカデネザル王は「秘密をあらわされる神」を知り、ダニエルをバビロン全州の総督とし、ダニエルの願いによって

シャデラク、メシャク、アベデネゴにバビロン州の事務をつかさどらせた。やがて王は金の像を作り、合図の楽器の音を

聞いたすべての者にそれを拝む事を命令し、従わない者は火の燃える炉の中に投げ込めと命じる。やがて合図の音が

鳴り、集まった人々はみなひれ伏して金の像を拝むが、シャデラク、メシャク、アベデネゴは、「わたしの神は、火の燃え

る炉の中からでも、あなたの手からでも救い出すことができる！」と金の像を拝むことを拒絶し、「たとい死ぬことがあっ

ても、あなたの神々に仕えず、金の像も拝みません！」と言い切る。当然ネブカデネザルは怒り、三人を火の燃える炉

に投げ込むが、結局ネブカデネザル王は、生ける神を知ることになる。つまりネブカデネザル王は、神を依り頼むシャ

デラク・メシャク・アベデネゴの三人を、神が守られた事を示され、王は、主なる神を心からほめたたえたのである。さら

に、このように救いを施すことのできる神は他にいないことを知り、「この神をののしる者とその家は滅ぼす！」と、命令

を下すのである。わたしたちは、この世と妥協してはならないことを教えられているが、神に従うならば、この世と妥協す

る必要のないことを知ることができる。今、あなたの依り頼んでいるものは何か？