イエス・キリストの御名（使徒行伝　第4章　5〜12節）

2005年06月05日礼拝にて

　『この人による以外に救いはない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていない

からである。』（使徒行伝4章12節）


　 生まれながら足のきかなかった男が、ペテロとヨハネに出会いいやされたことは、多くの人々を驚かせた。ペテロは

聖霊の導きのままに、キリストの十字架の死と復活について証しをし、やがて、祭司たちや宮守りがしら、サドカイ人た

ちをいらだたせ、捕らえられ留置されることになる。しかしこの時、話を聞いて信じた者の数は、男だけで５千人ほども

いたのである。次の日、役人や長老、律法学者たちがエルサレムに招集され、大祭司をはじめその一族が集まり使徒

たちを尋問するが、聖霊はペテロに語るべき言葉と力を与え、「この騒動の始まりである　歩けなかった男の癒しは、あ

なた方が十字架に付けて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名による！」と

大胆に証しをする。しかも「この人による以外に救いはない！」と宣言する。集まった人々は使徒の背後で働く聖霊の

知恵と力に圧倒されるのである。人は学び、知識を語る。しかし聖霊は神の御心を示し、語らせられる。わたしたちは

神の約束により、イエス・キリストの名によって求めるならば、何でも与えられることを知っている。あなたはイエス・キリ

ストの名によって求めているだろうか。求めるならば与えられ、喜びが満ちあふれるはずである。弟子たちはただ神の

約束の通り信じ、求め、語ったのである。わたしたちも、神の力に満たされて歩もうではないか。