『あなた方がゆるす罪は、だれの罪でもゆるされ、あなたがたがゆるさずにおく罪は、そのまま残るであろう。』
（ヨハネによる福音書20章23節）
先週は主の復活を記念してイースター礼拝を持った。その復活を通して主が私たちに教えて下さったのは、義務や責任
というよりも安心である。私たちは自分の力を用いて何かをしなければならないと考えてしまうが、キリストが十字架に死ん
で下さった事実により、救いは神によることがはっきりと示された。イエス・キリストが十字架に死なれた後、主がよみがえら
れたにもかかわらず、弟子たちは恐れて隠れていた。しかし主は、そんな弟子たちに近付き、平安を与えて下さった。それ
は彼らが、キリストの手とわきの傷を見て、十字架に死なれたはずの主がよみがえって生きておられることを確認し、主の
用意して下さった聖霊によって、神に愛され、しかも生かされていることを確信することができたからである。あなたは今、
神の前に平安と自由を持っているだろうか。持っているつもりでも気が付けば、弟子たちのように恐れに支配され、絶望の
友となってしまっているかも知れない。しかし、主は死んだのではなく、死んでよみがえって下さったのである。そして今も
聖霊によって私たちを励まし、しかも使命を与えて、神の愛とキリストによる望み、そして聖霊による自由が真実であること
を証しする者として下さっているのである。
