イエスはよみがえられた（マルコ　第16章　1〜8節）

2005年3月27日礼拝にて

　『驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレ人イエスを探しているのであろうが、イエスはよみがえって、

ここにはおられない。ごらんなさい、ここがお納めした場所である。』（マルコによる福音書　第16章6節）


　 私たちの信仰はイエス・キリストの十字架の死と、その死に打ち勝たれた復活の命をよりどころにしている。弟子たちは

主が天に帰られた後、主の復活の証人としてその生涯を歩んだ。彼らは特別の知恵や力を人々に教えるために立てられ

たのではない。イエス・キリストを通して父なる神を見ただけでなく、キリストの十字架の苦しみを通して罪の恐ろしさと、神

の深い愛を味わい知り、その復活を通して命に満ちた神を体験したのである。それは、主は確かに十字架の上で死なれ

たが、よみがえって生きておられることを知り、そのことによって、罪のゆるしと永遠の命の約束が誤りのない事実である

ことを確信し、そのことを人々に伝えたくて堪らなくなったのである。彼らの生涯は、喜びであふれており、望みに満ちて

いた。しかし、聖書を通して神の約束を知り信じて従うならば、私たちも生きて働いておられる神を体験することができる。

あなたは十字架に死なれたイエス・キリストを知っているだろう。そして、よみがえって、今も私たちを愛して働いておられ、

生きておられるお方を喜びを持って迎え入れようではないか。永遠のいのちを望みとすることによって今の時を確信を持っ

て歩もうではないか。