主なる神はわたしの力(ハバクク書 第3章17〜19節)
2006年3月5日礼拝にて
『しかし、わたしは主によって楽しみ、わが救いの神によって喜ぶ。』 (ハバクク書3章18節)
神はわたしたちにこの世のよこしまや災いを見せ、略奪や暴虐を与えられる。それゆえ、律法はゆるみ、公義は行わ
れなくなってしまっている。やがて人々は神を見失い、自分の目に見えるものに望みを置くようになるのである。しかしこ
れは、わたしたちがこの世と、自分自身に絶望し、神に望みを置くようになるためである。神は、自分の力を神とする人
々の中にあって苦しむ人々に対し、義人はその信仰によって生きることを示し励まされる。預言者ハバククは、その祈り
の中で、状況がどんなに悲惨であっても、楽しみと喜びは主なる神によって与えられることを信じ、主を待ち望む決心を
する。わたしたちは神の与えて下さる物や状況を喜ぶのではなく、主なる神ご自身がわたしたちの力であり、必要を知り
満たすことができる方であると信じ、どんな時にも共に歩んでくださる事実を喜ぶのである。