主に帰れ(マラキ書 第3章6〜12節)
2006年2月26日礼拝にて
『・・・これをもってわたしを試み、わたしが天の窓を開いて、あふるる恵みを、あなた方に注ぐか否かを見なさいと、
万軍の主は言われる。彼にわたしを恐れさせるためである。』 (マラキ書3章10節b)
わたしたちは神に愛されていることを頭で理解しているつもりでも、心に受け入れることは難しい。なぜなら、神が愛
してくださったように、人を愛していないからである。だから、神の愛を自分自身の持っている愛によって理解しようとし
て、自分の考えに従い、行き詰まってしまうのである。神はマラキを通し、神の変わらない約束を思い出させ、その神を
忘れ、神の祝福から遠ざかってしまっている人々に対して、「神に帰れ」と呼びかける。しかし、その心が神から離れて
しまった人々は、愛されていることを忘れ、当然、どのように神に帰ったらよいかも分からずに、神の祝福ではなく、こ
の世の喜びに生きるようになってしまっている。このような人々に対し、神はたくさんの祝福の約束の中のひとつを提
示し、「これをもってわたしを試み、あふるる恵みをあなた方に注ぐか否かを見なさい。」と祝福の道を示されたのであ
る。小さなひとつの約束に、わたしたちが真剣に取組む時、神はわたしたちに祝福をもって応えてくださる。しかし、わ
たしたちが神から遠ざかるならば、神はわたしたちを愛しておられるゆえ、呪い(災い)を持ってわたしたちを神の前に
導き出してくださる。どちらにしても神は、わたしたちに救いを与えて下さるのである。それならば主に帰り、主と共に歩
むほうがいいではないか。