震われない国（ヘブル　第12章　18〜29節）

2004年12月26日礼拝にて

　『このように、私たちは震われない国を受けているのだから、感謝しようではないか。そして感謝しつつ、恐れかしこみ、

神に喜ばれるように、仕えていこう。』（ヘブル人への手紙　第12章28節）

　 この年も、最後まで私たちを守り支えて下さった神を誉めたたえ感謝します。振り返れば、一年の歩みの中にはいろ

いろな弱さや痛みがあふれていた。しかし神は、私たちを覚えて下さり、決して離れず捨てず、共にすべての重荷を担っ

て下さった。私たちが神の前に出る時、旧約におけるイスラエルのように、神を厳しい方として恐れる必要はない。ただ、

イエス・キリストの十字架の恵みによって、いつでも、どこでも、すべての罪や弱さ、失敗、病を持ったまま、神の前に出

ることができる。私たちは律法による厳しい裁きの国を神から与えられたのではなく、キリストの十字架の愛による赦し

と慰め、喜びと平安の国をうけたのである。しかし、主は、さらにこの世を震われる。私たちの家族や仕事を、生活を、

社会を、教会を震われる。それは、震われないものが残るためであり、私たちが本当に動かされない神を土台と、永遠

の望みが与えられていることを確認するためである。あなたのしがみついていたものが震われ、重荷も、病も、不安も、

つぶやきも震われていく時、あなたが忘れていた生ける神の恵みをはっきりと見ることができる。あなたはどちらについ

ているのか？この世か神か？震われる国か震われない国か？あなたが神を土台としているならば、何が起こっても恐

れる必要は無い！