神の愛を知る！（ヨハネ第一　第3章　16〜24節）

2004年12月19日礼拝にて

　『主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。・・・・・わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきで

ある。』（ヨハネ第一の手紙　第3章16節）

　 クリスマスを迎えるにあたって祈っていると、罪のゆるしと永遠の命の約束は心強くも嬉しいが、現実の生活の中には

争いと憎しみ、病と悲しみがあふれていることを痛感する。世界の平和を叫んでいても家族の中に弱さや痛みがあり、自

分の心こそ一番の暗闇に覆われていることを思うのである。人と平和について語り、時代や他人を批判することは簡単だ

が、本当に解決が必要なのは、自分を棚に上げ人を批判し裁いている自分自身ではないか？神は私たちに光を携えて

来てくださった。神は、私たちの心の暗闇を照らすために、人となってこの世に来て下さった。それだけでなく、十字架に

かかって私たちの罪をあがなうために命を捨ててくださった。ここに愛がある。自分の心の闇を正視することは恐ろしい

ものである。しかし私たちが神に愛されていることを信じ、キリストがあなたのためにこの世に生まれ、あなたのすべてを

知ってその罪の一つ一つのために十字架の苦しみを味わって下さったことを認めるならば、心に安らぎと喜びが生まれて

くる。あなたが平和や愛を叫ばなくても、自分の姿を人々の前に取り繕わなくても、神があなたの内に共に住んで下さり、

あなたを愛で包み自由を与えて下さる。今、あなたの心は愛で満たされているだろうか。今日、救い主をあなたの心に迎

え入れようではないか。