大きな喜び！（ルカ　第2章　8〜20節）

2004年12月12日礼拝にて

　『きょう、ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。このかたこそ主なるキリストである。』

（ルカによる福音書　第2章11節）

　 主イエス・キリストが生まれた夜、野宿しながら羊の番をしていた羊飼いたちに、主の、御使いが現れ彼らを驚かせた。

「恐れるな！すべての民に与えられる、大きな喜びを、あなたがたに伝える！きょう・・・」と救い主の誕生を告げられた時、

彼らはすぐに立ち上がり、教えられた町ベツレヘムへ行き、マリヤとヨセフ、また飼葉おけに寝かしてある幼子を探し当て

た。「きょう」とあるように、最初にこの喜びのニュ−スを聞き幼子イエスに出会ったのは、町の有力者や、宿屋で楽しく過

ごしている人々ではなく、町から離れた寒空のもと野宿していた羊飼いたちであった。彼らはその仕事の性質上、律法を

守ることは困難であり、社会的立場も弱い存在であった。しかし、彼らは純粋に自分達の見たこと聞いたことを信じ受け止

め、人々にそのまま伝え、心から神をあがめ、さんびしたのである。聞いた人々は、みな不思議に思った。神が私たちに

求めておられることは、人に伝えて理解させることではなく、喜びのニュ−スを聞いた一人一人が「見聞きしたことが何も

かも自分達にかたられたとおりである」ことを認め、心から主をあがめ、さんびすることである。この大きな喜びは、ニュ−

スを聞き信じて受け止めたすべての人に与えられる約束である。神はあなたが神の救いを喜び神の御名をほめたたえる

のを待っておられる。