くつろいで生きる（ヘブル人　第13章　5〜6節）

2004年10月31日礼拝にて

　『わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない。』（ルカによる福音書　第13章5節）


　 国内外で、いろいろな災害や事件に巻き込まれ、悲しみと戦いの中を通っておられる方が沢山あり祈りの必要を痛切

に感じている。よく「土台が大事」と言われるが、わたしたちは何を土台に毎日過ごしているのだろうか。自分の持ってい

るもので満足しなさいと語られる神は、私たちの必要を知って、その全てを満たす事のできる方である。しかも私たちの

主は「わたしは決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と約束して下さっている。だから、私たちは、頑張ってがむしゃ

らに生きなければならないのではなく、安心してくつろいで生きる事が出来る。今、あなたは穏やかな日々を送っている

だろうか？それとも不安と恐れを感じながら過ごしているだろうか？これは、あなたに課題があるかどうかではなく、私

たちの弱さを知った上で愛して下さっている生ける神の前に、重荷を下ろしているかどうかである。神が私たちに期待し

ておられるのは、良い行いや、熱心さではなく、明日もわからない人生の中で、主にあるくつろぎを味わうことである。主

なる神は、信じる者が与えられた自由と喜びの中で、強いられてではなく、自分の出来得る事をただ主の前に行う事を

求めておられる。神の前に追いまくられる信仰ではなく、どんな時にも、主の前にくつろぐ事の出来る信仰こそ、主によっ

て与えられている祝福である。