求めよ！（ルカ　第11章　1〜13節）

2004年09月26日礼拝にて

　『すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。』（ルカ第11章10節）


　 イエス・キリストと共にいた弟子達はイエス・キリストの祈る姿を見て「祈る事を教えて下さい」と求めた。そこでイエス

は、主の祈りを弟子達に教えられた。さらに、旅先から着いた友人のために別の友人の所にパンを貸してもらいに行く

譬えを通して、友人だからというのではなく、しきりに願う事によって必要が満たされる事を教えられた。私たちは日常

の中でどのように主に祈り、求めているだろうか。クリスチャンだから、正しいから、きまりを守っているからではなく、そ

の求めの切なる事により、しきりに願う事によって、主なる神は私たちの祈りに応えてくださるのである。今、世界でも、

日本でも、いろいろな痛ましいニュ−スを目や耳にする。私たちは無力であっても、私たちの内にあって神が生きて働

かれるならば、私たちは神と共に働き役に立つ事が出来る。ましてや私たちは神を知っており、神が祈りに応えてくだ

さる事を知っているならば、一生懸命に、熱心に、あきらめないで求め続けるべきではないか。そして、神から離れて、

溜め息をつき、人々を哀れみながら生きるのではなく、私たちの内にとどまり、私たちの内に働いてくださる聖霊を求め

て神と共に歩む生涯、どんな状況の中にあっても神を信じて期待し、自由と喜びに溢れた毎日を歩もうではないか。自

由は神と共なる歩みにこそある。