名が天にしるされている事(ルカ 第10章 17〜20節)

2004年09月19日礼拝にて
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 『しかし、霊があなたがたに服従することをよろこぶな。むしろあなた方の名が天にしるされていることを喜びなさい。』

(ルカ第10章20節)


  毎日の生活に疲れ、ふと自分の存在を思う時、これでいいのかと思うことはないだろうか。頑張れば疲れるし、気を

つけていても病気や体の弱さは忍び寄ってくる。自分だけではなく、家族や友人も、老い、疲れ、気力が衰えてくる。も

ちろん、生き生きと輝き、熱心に頑張る時もあるだろう。しかし輝きが大きければ大きいほど、後の闇も深くなってしま

う。私たちがどんなに多く働き、充実した毎日を送っても、その心に土台がなければ不安になるだけである。神は、その

熱心や働き大きな力によって私たちに平安を与えようとされたわけではない。私たちが、神に愛されて覚えられている

ことが、安らぎの土台でありさらに近付き、私たちと共に歩んで下さる。それがイエス・キリストの事実であり、神の私たち

への愛である。この世と、この世のものとは過ぎ去るし、人は考え方も、歩みも、生き方もそれぞれである。しかし造り

主を知っており、しかも罪の重荷と、肉体的な弱さからも開放されたうえで永遠の住まいが用意されているとするならば、

これほど大きな安心はない。主は「あなたの名が天にしるされている事を喜びなさい」と言われたが、もう一度立ち止まり、

主を見えにくくしているものがあるならば、それを整理し、いつ神の前に立っても大丈夫なように、キリストにつながり、

その安らぎの中を歩もうではないか。