あなたの望む事を人々にせよ（ルカ　第６章　27〜38節）

2004年08月22日礼拝にて

　『人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。』　（ルカ第6章31節）


　 イエス・キリストは多くの人々に神の国について語られたが、特に使徒として選ばれた12人に対しては、具体的に教え

られた、それは彼らが主の弟子として、福音を宣べ伝えるためであった。主は弟子たちに幸いと災いについて語られた

後、どのように人々に教え仕えていくべきかを示された。私たちは、自分のしたいように行い、生きたいように生きるため

にはどうしたらいいかを考える。しかし、私たちが、この世だけでなく、永遠の命の望みが与えられていることを知るとき、

自分のためだけでなく、造り主である主に愛され、罪を赦されたものとして、永遠の望みを持つものとして歩むように変え

られていく。あなたは敵を愛し、憎む者に親切にしているだろうか。のろう者を祝福し、辱める者のために祈っているだろ

うか。主は求める者には与えてやり、奪う者からは取り戻そうとするなと教えられた。自分を愛する者を愛するだけでなく、

神がどんな者にも慈悲深くおられる事を覚え、自分が無条件に神に愛され、全ての罪をイエス・キリストの十字架によって

赦され、永遠の命の望みが与えられた者として、重荷としてではなく、感謝と喜びを持って神と人とに仕えようではないか。

主は、私たちの量（はか）るその量りで、量り返して下さるからである。全ての事を知り、支配しておられる神が共におられ

る事を認めよう。