主の言葉に従う（ルカ　第５章　1〜11節）

2004年08月08日礼拝にて

　『先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう。』

　（ルカ第5章5節）

　 イエスは、バプテスマを受け、サタンの試みに勝利された後、御霊に満たされて神の国の福音を宣べ伝え始めた。群

衆が神の言葉を聞こうとして押し寄せてきたとき、シモン・ペテロの舟に乗って語られた。その後イエスは、「 沖へこぎ出

し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われた。さて、この時、ペテロには自分の経験と常識から「　そんな事をしても無

駄！」という思いしかなかった。しかし、主のメッセ−ジを聞いていたペテロは、自分の思いを伝えつつ、「・・・お言葉です

から」と主の言葉どおり行ったのである。この時ペテロは自分の思いと考えを超える神の御業を体験する事になる。もち

ろん、ペテロだけでなく、このやり取りを目撃した群衆のすべてが、主の言葉が真実であることを目の当たりにしたので

ある。

わたしたちも「お言葉ですから・・・」と従うならば、主の御業を見る事が出来る。さらに神の御業が現れる時、わたしたち

は自分の無知の中に罪を示され、計り知れない神の前に恐れを感じる。しかし、神はわたしたちが恐れを捨て去り、信仰

を持って神に従う事を求められるのである。神の言葉を聞いたなら、恐れを捨てて、神の約束を信じて従う者になろうで

はないか。私たちが、自分の思いを主に委ねて、神の約束に堅く立つならば、神の力強い御業を見る事が出来るはずで

ある。