ただ神にのみ仕えよ（マタイ　第４章　1〜11節）

2004年08月01日礼拝にて

　『　するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け〔主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ〕と書いてある。」

　　そこで悪魔はイエスを離れ去り、そして、御使いたちがみもとにきて仕えた。』（マタイ第4章10〜11節）


　 イエスが御霊に導かれて荒野で悪魔に試みられた時、40日40夜の断食の後空腹になられた。ここに主がバプテスマ

を受け、公（おおやけ）の生涯を歩まれるための、通らなければならない取り扱いが示されている。具体的には悪魔の3

つの試みを主は受けられた。これは、イエス・キリストが特別な存在だから通られた試みではなく、私たちがこの世の歩

みにおいて、神の威厳とその力を知っていく時、当然経験する試みであり、誘惑である。イエスが空腹になられた時に悪

魔は「あなたは神の子なのだから、空腹と戦う必要はない、神の力によって好きなだけ石をパンに変え、満腹すればい

い。」と語り「あなたが神の子ならば宮の頂上から下へ飛び下りても御使いによって守られる。」と迫った。また「もしわた

しをひれ伏して拝むなら、この世のすべての国々と栄華はあなたのものだ。」とささやいた。あなたはこの誘惑に勝利で

きるだろうか。「大丈夫！」と言い切る事が信仰だろうか。色々な試みの中で、自分の都合のよいように、神の力を用い

ようとしていないだろうか。「ただ主にのみ仕えよ」と語られた主は、私たちに主なる神に従うことによる勝利を示して下

さった。この世と妥協するのではなく、どこまでも神に従おうはないか。