あなたの隣人（ルカ　第10章　25〜37節）

2004年07月11日礼拝にて

　彼が言った、「その人に慈悲深い行いをした人です。」そこでイエスは言われた、「あなたも行って同じようにしなさい。」


　いろいろな価値観の溢れる時代の中にあって、あなたの最大の関心事は何だろう？いつも人が主体的に時代を作ろう

とする時、人の心は乱れ、不安と恐れが増大する。ある律法学者はイエスを試みようとして「何をしたら永遠の命を受け

られるか」と尋ねた。しかし逆に尋ね返された律法学者は「神を愛し、隣り人を愛せ」と書かれている律法の一文を告げ

る。イエスはその通りであることを認め「その通り行いなさい」と語られた。わたしたちはどうだろう？「主よ、どうしたら、

平安が、自由が、喜びが、平和が、和解が与えられるでしょう？」と主に求め、聖書を通し「神を愛し、隣り人を愛せ」と

示されても「隣り人はいない」「仕えるのは嫌だ」「自分は十分に頑張っている」と逃げてはいないだろうか。神を信じる

者の一番の喜びが「仕え、与えること」であり、最大の力は「愛」であることを知っていても、ただ、恐れ、自己の思いで

ある心配事に目を奪われ、心を支配されているとしたら、当然神を信じる信仰は砕かれて消えてしまう。わたしたちは、

良きサマリヤ人を通し、主が生活のど真ん中に用意されている隣り人を認めよう。そして、口先の言葉では無く、自分

自身の行いと真実をもって隣り人を愛そうではないか！