聖霊の満たし（使徒行伝　第2章　1〜13節）

2004年06月06日礼拝にて

　　「 ただ、聖霊があなた方に下るとき、あなた方は力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果て

まで、わたしの証人となるであろう。」（1章8節）


　 主の選ばれた人々は、キリストの十字架の死によって自分の高慢と弱さを知り、聖霊の、満たしによる自由と喜びを

得ました。しかもそれは、人の知恵や力によらず、ただ神の一方的な恵みとして与えられたものでした。わたしたちが何

かを求める時、頑張ったり努力したりします。しかし主はわたしたちに神だけを信じる事を求められます。人を裁く者は

裁かれ、批判する者は批判され、自分の知恵と力と経験を誇る者は恥じ入るようになる事を教えられていても、すぐに

自分の判断に走り神を見失ってしまうのがわたしたちの姿です。ただ、全てをご存じの神が、わたしたちを愛し執り成し

続けて下さっている事を思い出しましょう。あなたには聖霊の満たしによる自由がありますか？主は「ただ聖霊がくだる

時」と語られましたが、どんな状況の中でも主の約束を信じて重荷を下ろし、平安と自由が得られるのです。弟子達が

主の十字架によって完全に砕かれ、ただ神の約束の御霊だけを待ち望むようになるためにはいろいろな経験が必要

でしたが、わたしたちも同じです。自分の目に見える、自由と平和、喜びを求める以上に、自分の内に聖霊を拒絶して

いる罪がある事を認め、主に徹底的に砕いていただこうではありませんか。