主と共に生きる（第二コリント　第13章　5〜13節）

2005年3月13日礼拝にて

　『最後に兄弟達よ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互いに励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ご

しなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。』（コリント人への第二の手紙　第13章11節）


　 わたしたちは信仰を持って生きているつもりである。しかしそれはどんな時にも変らない信仰だろうか？聖書に登場する

人物を見ると、人の前には立派であっても、神の前の姿には不器用と弱々しさとを見る。自分では信仰があると思っていて

も、ある場面で恐れに支配されてしまったり、ある時には罪を自覚しながらも、自分を傷つけ、人を傷つけてしまう。 またそ

れを隠そうとして自分を正当化し、自分を取り繕い、いつの間にか思い煩いに押しつぶされて疲れきっていってしまうので

ある。パウロは「自分を反省し、自分を吟味しなさい、イエス・キリストがあなたの内におられることを認めなさい」と勧めて

いる。まさしくわたしたちを愛し、生かして下さる神はわたしたちを造って下さった方であり、わたしたちの内にあってすべ

ての権威を持つ強い方である。わたしたちは「道であり、真理であり命である主」に逆らっては力は無い。 しかし従えば力

がある。あなたは富や知識や権威によって救われるわけではない。この世の成功や、沢山の犠牲が私たちを救うのでも

ない。ただキリストを信じ、ゆだね、従う信仰によって喜びを自分のものとし、キリストに似る者となり、互いに心から励まし

合い、思いを一つにし、キリストにあって平和に過ごすことが出来るのである。