キリストのかおり（第二コリント　第2章　14〜17節）

2005年1月16日礼拝にて

　『わたしたちは、救われる者にとっても滅びる者にとっても、神に対するキリストのかおりである。』

（コリント人への第二の手紙　第2章15節）

　 神はいかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、さらに、あらゆる患難の中にある人々を慰めることが

できるようにして下さる。パウロはこのような神の真実の故に、すべての事において神に栄光を帰した。さらにコリントの

人々に対しては、神に従順に仕えることによって、人に対するキリストにある愛と赦しを持つように求めた。これは、サタ

ンに隙を与えないためであり、わたしたちがキリストによる勝利、キリストを知る知識のかおりを至る所で放つようになる

ためである。この世の知恵に頼らず、神の恵みによってわたしたちがキリストとともに行動するならば、わたしたちは接

するすべての人々に対して、キリストのかおりとなるのである。直接目に見せたり、口で伝えたりすることができなくても、

神はわたしたちを、救われる者にとっては永遠の命と慰めを与える喜びのかおりとして、滅びに向かっている者にとって

は死に至る警告のかおりとして用いて下さる。このような働きはわたしたちの思いによるものではない。神の言葉を自分

の利益のために用いないで、神から使命を与えられた者として、神の前で救い主イエス・キリストの十字架の恵みによっ

て語られるのである。だれに対してもキリストのかおりとして用いられるように、神に対して従順な者であろうではないか。