キリストの慰め（第二コリント　第1章　3〜7節）

2005年1月9日礼拝にて

　『神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も神に慰めていただくその

慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。』

（コリント人への第二の手紙　第1章4節）

　 現代は、いろいろな規範と高度な教育によって成熟した社会になっていると思われがちだが、実際には、小さな枠の

中で権利を主張して安心してしまい、忍耐という賜物や、犠牲という恵みを放棄してしまっている者が多いのではないか。

今年も成人の日を迎えるが信仰者であるわたしたちも、ただ知識にとどまり、権利を主張し守るだけのクリスチャンでは

なく、忍耐を通して神の真実を味わい、犠牲を払って内から溢れる喜びを経験する成熟したクリスチャンになろうではな

いか。パウロはこの手紙のはじめに、慰めて下さる神を語っている。わたしたちは苦しみや悲しみ、病や痛みを経験せず

して、どうして慰められる喜びを味わえるだろうか。しかもキリストは、わたしたちに慰められる恵みを与えられただけでは

なく、あらゆる患難の中にある人々を慰めることのできる特権（祝福）を与えようとして下さっているのである。キリストの

慰めを求めるだけの者から、キリストの慰めを与える者へと変えさせていただこう！そうするならば患難を喜ぶことがで

き、多くの人々にキリストにある自由と、永遠の命の望みを証しすることができる。すべての若者達がキリストと出会うた

めに祈ろう！