教会の祈り（使徒行伝 第4章 23～31節）
2003年8月17日礼拝にて
①身についた祈り（23～24節）
釈放されたペテロとヨハネは、真っ先に「仲間の者たちのところに帰」り、心を合わせて祈りました（24、31～33節）
初代教会は何か特別な時にだけ集まって祈る教会ではなく、普段から共に集まって祈る、祈りに忙しい教会であり
（2・42、46）、この身についた祈りこそ初代教会躍進の秘訣でした。
②主権者に信頼した祈り（24～29節）
彼らは祈りの冒頭、「天と地と海と、その中のすべてのものとの造り主なる主よ」と神に呼びかけました。これは、
「私たちの信じる神は天地創造者であり、絶対的権力をもった全宇宙の主権者です」という信仰告白です。十字架
同様、今回の迫害も神は必ず逆転勝利に導いて下さると確信しました（25～26節は詩篇 2・1～2の引用）。全宇宙
の主権者なる神の御手に全く委ねて祈るならば、「すべての事において勝ち得て余りがある」のです（ロ－マ 8・37）。
③宣教の前進を願う祈り（29～31節）
彼らは「思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい」と祈り、「一同は聖霊に満たされて、大胆に神の言を語り出し」ま
した。「時が良くても悪くても」「今の時を生かして」御言葉を宣べ伝えましょう。（Ⅱテモテ 4・2）、コロサイ 4・5）
